広島県廿日市市の税理士です。税務調査、法人税、消費税、相続税、相続対策・事業承継、節税対策、保険の活用

子どもや孫名義は税務調査で狙われる

 子どもや孫名義は税務調査で狙われる

 税務職員が税務調査に来た

 子どもや孫の名前の預金を指摘された

  • K君:友達から、相続税の調査があったと聞きました。
  • J爺:親が亡くなったんかのう。
  • K君:お父さんが亡くなったのは、2年以上前なんですがね。
  • J爺:税務署は忘れたころに来るけえのう。追加の税金が出たんかのう。
  • K君:亡くなったお父さんが、子どもや孫の名前で預金されていたものがあって、その申告が漏れていると税務署から指摘されたそうです。
  • J爺:年寄りは、子どもや孫のためにと思うて、せっせと預金しとるけえのう。
  • K君:子ども達の名前で預金していても、その預金はお父さんの財産だと言われたそうなんですが、どういう意味なんですかね。

 誰が管理しているかその実質が問題

  • J爺:せっかく子どもや孫の名前で預金してやっても、自分がその通帳を持っとったらいけんということよ。子どもらにやりたいんじゃったら、通帳も印鑑も子どもらに渡さにゃあいけんのよ。
  • K君:自分で通帳も印鑑を持っているということは、その預金はお父さんのものということですか。名義ではなくて、実質が問題ですね。
  • J爺:そういうことじゃのう。

 今すぐ子どもに渡したら贈与

  • K君:それなら、子供達の名前で預金している人は、今すぐに通帳も印鑑も子どもらに渡せばいいですね。
  • J爺:子どもに渡すと使うてしまうけえ、親とすれば渡さずに自分で持っておいてやろうと考えるで。それに、通帳や印鑑を子どもに渡すと贈与税がかかるかもしれんで。
  • K君:どういうことですか。

  • J爺:通帳や印鑑を親が持っとるときは親の財産じゃけど、その通帳や印鑑を子どもに渡したら、その財産は子どものもんになる。税務署は贈与税を払ってくれと言うよ。
  • K君:なるほど、子どもに通帳や印鑑を渡すときには、贈与税のことも考えておかなければいけないということですね。
  • J爺:相続税も贈与税も払いとうなけりゃあ、少しづつ年数をかけて財産を渡すしかないじゃろうで。
  • K君:私も親と交渉してみようかな。「そんなもんあるか!」と言われたりして。



 税務調査の最重要ポイントは名義預金(証券)

 子供や孫名義(名前)の預金であっても、亡くなった父親又は母親が預金の管理(保管や入出金)をしていれば、その預金は父親又は母親の財産だと税務署は判断します。

 税務署では、これら名義預金の調査が最も重要なチェックポイントになっています。

 名義預金(証券)は脱税と認定される可能性が高く、脱税と認定されれば、加算税(重加算税)延滞税が通常の課税漏れよりはるかに高額になります。

  調査着手時にはほとんどの財産は調査済み

 税務署は日頃から情報や資料を収集していますので、調査の連絡があったときには、財産の大部分は把握済みです。

 また、預金や証券の実質の所有者が誰なのかもおおよそ見当をつけています。(実質の所有者が誰なのかを調査することを、税務署用語で「帰属させる」と言います。)

 実地調査では確認作業と脱税の可能性を探る

 税務職員は、雑談質問調査をしながら、預金や証券が想定どおりの名義預金かどうかの確認作業を行いながら、同時に脱税の可能性を探っています。

 被相続人(亡くなった方)が名義の違う預金を持っていたことを、相続人(遺族)が知っていながらその財産を申告しなかった場合には、「その行為は財産を隠した行為である。」と税務署が認定する可能性があります。

 ご注意ください。

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